これまで、多分日本語のブログでは紹介されたことがないと思うものを今回は紹介します。
今回紹介するのはGPストラップです。
日本では呼び方がごちゃごちゃで、「ショルダーストラップ」「キャリングストラップ」「キャリングスリング」「ユーティリティストラップ」...と、挙げていたらキリがありません。
他に英語では「M44 GP strap」(M1944の略。1944年に採用されたため)...と呼ばれていることもあります。
多分一番正しい呼び方は、 General Purpose(汎用) strap
日本語にすると「GPストラップ」です。
あんまり聞き馴染みがないかもしれませんが、多分米軍装備をたくさん集めている人は一つは持ってる(持ってなくても多分いつか絶対に入手できる)ものだと思います。
米軍の実物装備を買うとついてくることがあります。
それくらい汎用で、色々使われてます。
今回はコットンのGPストラップ(レプリカ)とナイロンのGPストラップ(実物)を比較して紹介します。
それでは行きましょう。
ベトナム戦争でのGPストラップ運用
まず、ベトナム戦争でのGPストラップの運用についてです。
そもそもGPストラップは第二次世界大戦のときに初めて使われましたが、その後も使われました。
ベトナム戦争ではコットンとナイロンのものがどちらも使用されました。
初期はコットン、後期はナイロンが多いです。(M60機関銃のスリングとしてはクッション性があるコットンが好まれました)
使用方法としては、
- M60機関銃のスリングとして使用(正式なスリングよりも幅が広く使いやすかった)
- M79グレネードランチャーに使用(M60と理由は同じ)
- 弾薬箱を運ぶのに使用
- ストラップがついていないものに使用(マップケース、2QTキャンティーン、M1961フィールドパックなどなど、とりあえず肩にかけられるようになるので使われた)
- 戦車になにか吊り下げるときに使用
...と、このストラップはDカンなどのリング、フック、ハトメなどがあるととりあえず使用できるので色々な使い方があり重宝されています。
それでは紹介していきます。
2つの比較

2つ並べてみるとこんな感じです。
上がコットンで下がナイロンです。
ナイロンのほうが長く使われているのか白っぽい色になっています。
また、長さはどちらも届いたときと同じ長さにしています。
GPストラップ(コットン 義烈 レプリカ)

このストラップは僕がよく利用しているショップの義烈にて購入したもの...ではなく、ついてきたものです。
義烈にて、M1961フィールドパックを購入した際についてきました。(というか商品の説明に付属すると書いてありました)
フィールドパックがレプリカなのでこれもきっとレプリカです。
素材はコットンです。
またカメラの仕様上どうしても色が違って見えてしまっていますが、実際は写真よりももっとオリーブグリーン系の色です。
それでは詳しく見ていきます。
コットンGPストラップ 詳細
まずは生地のズーム写真です

さっきも書きましたが素材はコットンです。
水を吸いやすく乾燥しにくいですが、その分クッション性があってけっこう肩への負担は少ないです。


スナップフック(ナスカン)の写真です。
横に回りはしませんが、上下には動きます。
けっこう動きが硬いですがその分しっかり固定できます。緩んで外れるってことは絶対なさそうです。
つや消し具合も結構いい感じでかなりリアルな方だと思います。
総評としては第二次世界大戦からナム戦まで幅広く対応でき、さらに日常でも使える感じ(素朴な感じでミリタリー感が出すぎない)でかなりいいと思います。
GPストラップ(ナイロン WAIPER 実物)

これはミリタリーショップWAIPERにて購入したもの...ではなくついてきたものです。
WAIPERにて2QTキャンティーンを買った際についてきました。
素材はナイロンで、結構使われたのか色は白っぽくなっています。ところどころ生地にクセがついています。(同じ長さにして何度か使われたためクセがついた?)
それでは詳しく見ていきます。
ナイロンGPストラップ 詳細
生地のズームです。

コットンに比べて手触りはツルツルしています。
水に濡れにくく、濡れてもすぐ乾きます。
ですがコットンに比べて若干生地が硬い感じです。(長年使われたため??)

このストラップも実物なので、傷があります。紐の端が少しほつれていますが、特に使用に影響はないです。


スナップフック(ナスカン)の写真です。
これがこのストラップの一番不思議なところです。

この写真を見てください。
なんと、スナップフックに文字が書いてあります!
COSTA
⚓️
RICA
...と書いています。(錨は絵文字で再現しました。)
色々不思議なことが多すぎます。
まず文字ですが、「COSTARICA」というのは、ほぼ国名のコスタリカ以外意味は考えられません。ですがそれにしても、なぜコスタリカ?というのは気になります。
そして錨のマークです。他にも米軍のスナップフックに錨のマークが入っているものは非常に多いですが、意味はわかりません。
もしご存知の方がいらっしゃったら教えてください!
それにしても不思議です。
錨のマークが入っているものは多いですが、やはり「COSTARICA」というのは何なのでしょうか???
総評としては実物ならではの不思議なこともあり、考察していてとても面白かったです。多少の傷はありますが使用に影響はないくらいです。
着装例
まずはコットンの方の着装例です。

M1961フィールドパックに装着してみました。
パックには色々入れていて1kgくらいあるのでコットンの方にしてみました。
比較的楽に持ち運ぶことができるようになりました。
それに実用性も増しました。(M1956装備では後ろに装着するため物を取り出しにくい)
ナイロンの方の着装例です。2QTキャンティーンに装着しています。

正直基本的にはコットンと大差を感じません。
若干軽いかな?というくらいです。
例外的な使い方ですが、スライドキーパーに直接つけることもできます。
つけるところがなくても米軍装備にはだいたいスライドキーパーがついているので肩にかけることができます。

最後に
| コットン | ナイロン | |
|---|---|---|
| 仕様 | レプリカ | 実物 |
| 適した年代 | 1944(WW2)~ナム戦全期 |
ナム戦争後期〜現代 |
| 購入店(?) | 義烈 |
WAIPER |
表にまとめてみました。
GPストラップは現代まで使われてるとても息の長い装備です。
現代、日常でも米軍装備を持って外出したい!っていうときはスライドキーパーにつけて肩にかけるなど、様々な使い方ができます。
装備を買うとついてくることもありますが、一応ストラップだけを買うこともできます。
商品リンクを貼ったので興味があれば見てみてください。
商品紹介
楽天市場
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1点ならメール便可 米軍 WW2 GPストラップ デッドストック SE032NN
Yahooショッピング
https://store.shopping.yahoo.co.jp/seabees/14090853.html
どちらもデッドストックで、WW2のものですがナム戦で使用されたものと同じタイプの素材、形状ですので代用としても使えます。
こちらはミリタリーショップWAIPERのデッドストック品です。
こちらはキャプテントムの米軍放出品です。 素材はナイロンで、コットンのものより値段は安いです。
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ここまで見てくださりありがとうございました。
最近日曜日にギリギリ投稿することが多くなっていますがちゃんと週1で絶対に記事を出すので期待していてください。
それではまた次回の記事で会いましょう。
